CDレビュー 大滝詠一「Happy Ending」

あの「幸せな結末」から25年程の時をおいて、この曲が(それもAlbum Versionで)収録された新作が出ると思いもしませんでした。

325A166C-CD06-45A5-91CC-B3480A8C7A52.jpeg




かの名曲がシングル(それもまだ8cmのやつだ)で発売された'97 、まだ小学生時分でMステをはじめ当時ゴールデンの時間帯に放送されていた歌の大辞10(テン)(書いていて何とも懐かしいと感じてしまう、俺ホント老けたかなwww)などをくまなくチェックしていたころだ。(このぐらいから大体10年前後のヒットソングはイントロクイズすれば一瞬で答えられる自信ありww)
閑話休題。小室ファミリーやKinki Kids が「硝子の少年」で華やかなシングルデビューでヒットを飛ばした煌びやか志向の中、その逆のレトロでアダルト・オリエンテッドなナンバーだったこれが、今作でもジャケットに使われた劇画タッチのキスシーンの絵も相まって(妹はこの絵が生理的にダメだった模様www。多分今見ても無理かもwww)強く印象が残った。鼻にかかるような独特な歌声を持つこの歌手、大滝(または大瀧)詠一の名をはっきり意識するまで時間はかからなかった。この年末に人生で初めて買った(というか親に買ってもらったw)CDがほかでもないこの「幸せな結末」シングルであり、ついでに父親から勧められた名盤AL「A LONG VACATION」(近年でも飲料水かなんかのCMソングに使われた「君は天然色」など収録)だった。カラオケで人生初めて歌ったのも「幸せな結末」であり、カラオケ行く機会があれば「さらばシベリア鉄道」も高い頻度で歌うなどw、大瀧詠一にはハマった。

それゆえ、'13年末の急逝の知らせには一際ショックを受けた。

この前後で、大瀧詠一が日本ロックシーンにどれだけの足跡を残したかを改めて知っていった。
日本語ロックの原初である”はっぴいえんど”は遡ることはもちろん、シュガーベイブ(山下達郎や大貫妙子が在籍した知る人ぞ知る伝説のバンド。実は最近中古屋で入手して、山下達郎にも戻ってきていたりww)のプロデュースやRATS & STAR などへの楽曲提供(「夢で逢えたら」)などを通じてその人脈の豪華さや後世への影響力を改めて知る。母親も意外に(?)大瀧詠一好きだったりするし、いまだ色あせない偉大なお方だ。

新作といっても、未完成な状態のもの(らら~~♪といった小さいハミングだけでほぼインストみたいなものも)もそのまま入っていたり。「幸せな結末」のAlbum Versionは、Single Version からバンドサウンドを抜いて大瀧詠一の歌とストリングのみというものだが、それでもこの曲のもつ魅力が改めて変わらないことがわかる。
未完成だろうがファンならば求めてやまないのもわかる。

”幸せな結末”そして”HAPPY END(はっぴいえんど)”はもはや大瀧詠一と同意。
そして今作のタイトルは ing とあるのだ、つまりこの先も"HAPPY END"は続くということであろう。

”今夜君~は僕のもの~~♪”

そう歌われる君とは、彼の音楽を求める我々、そして”今夜”はいつまでも・・・

この記事へのコメント