CDレビュー ディル・アン・グレイ ベスト

一部店舗では品切れも


DIR EN GREY 「VESTIGE OF SCRATCHES」

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まず、この楽曲ラインナップ見て手を伸ばさぬはず無かろうwww。
今や激レアでシングル盤はもはや手に入れられぬだろう「-I'll-」が入っているのだから。

日本のインディーズ・ロック・シーンの記録を塗り替え、さらに世界進出して知名度も世界レベルになったバンドとしては、間違いなくX JAPANに続く。

初めて知ったのは、上記の「-I'll-」がMステのシングルランキングにてランクインしてから。当時のV-ROCKらしい派手な衣装の連中という印象というのが率直な感想だった。まだ俺小学生だったし。名前もラルクとか意識しているのかともww





今のファンは、これがディル・アン・グレイだなんて信じられないんじゃないかww。
俺からしたら逆で、この時代の印象のほうが強いから、最近の姿のほうが信じられなかったものだw。本気でどこのパンテラだよと思ったもんww。京なんてマジで小柄なwフィル・アンセルモみたいになっちまってるしwww。


ただ、この当時から異端だったのはよく分かっていた。
まず、この「-I'll-」はインディーズから出ているにもかかわらず、総合のウィークリーTOP10にランクインするという偉業を成したのだ!これはおったまげた。
そしてメジャーデビューでは、シングル3枚同時リリースというチャレンジ、見事に全曲TOP10入り。
Mステのステージでは、3枚の中で一番キャッチーな「ゆらめき」でもなければ、バラードの「アクロの丘」でもなく、あろうことにノイズに近いww喚き散らすだけの「残-ZAN-」という衝撃のパフォーマンスで、Mステの歴史にも残るデカイ足跡を刻んでいるwww。まぁ個人的にも、あれぐらいに最高にサイコな(シャレかいなw)イカレタものというのは新鮮で、子供ながらに楽しめたけどwww。思い返せばむしろ、あえて「残-ZAN-」を選曲したことからこのバンドの方向や本気度を語っていたのかもしれない。

DISC1の、シングルヒット連発の時代は、まさに王道の90's V-ROCK、デッド・エンドや(初期)ルナシーの路線。歌詞のほうではすでに独自の世界観があったけど、音楽的にはまだフォロアーという感じ。技術的にはリズム隊は当時の他のバンドと比べても突出した腕を持っていて、特にToshiyaのベースプレイはかなり目立っていた。「Cage」でのベースソロなんか今聞いてもカッコイイ。


ヒット路線から離れてDISC2,3と進むごとに、音楽的にも技術的にも凄まじい進化を遂げていく。
7弦・8弦ギターを取り入れてのヘヴィ・ロック、しかしいわゆるジェントなものとは全くもって異質。デス・メタル調であってもありきたりなものに感じない。強いて対象を挙げるならばTOOLあたりだろうか、-姿はパンテラだけどww-、プログレッシブ・ヘヴィ・ロックと呼べるかも。一部の楽曲では、墓場でダーク・トランキュリティと聖飢魔Ⅱが出会ったようなものもあるがw。
それを特徴付けるのに忘れてはならないのが、京のヴォーカル。ヴィジュアル系らしい歌い方は不変だが、音域は凄まじく広くなって、「LOTUS」とかで聞けたハイトーンなんか強烈だった。「残-ZAN-」での喚くだけだったデスボイスも、リメイクされた「残」他ではハイトーンとこれまた逆の超ド低音グロウルでロード・ワーム(元クリプトプシー)やクリス・バーンズ(シックス・フィート・アンダー)以上に歌詞が聞き取り不能ww。
声の魔術師として、MAYHEMのアッティラ・シハーやSikThのマイキーと並び称したい、個人的にww。


シングルヒットから離れて、YGで記事を見て、あぁまだいたの、程度でww考えていたら、いつの間にやら世界-特に欧州-で知られているビッグバンドに。声優の植田佳奈の口からバンド名が出てきた(くわしくはニコ動の「ぶるらじ」を探してw)からまぁそれなりにはがんばってるんだと思っていたら想像以上。

この先どうなるのか、楽しみでありつつ怖いww。

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