CDレビュー スティーヴ・ペリー

STEVE PERRY 「TRACES」

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前作から数えて四半世紀。
奇跡の復活と言う以上の表現もあるまい。それも、若干のかすれ気味もあると言え、あの歌声のまま帰ってきてくれたのだから。ほんと感涙もの。

海猿でもおなじみの「Open Arms」やCMでも頻繁に使用される「Don't Stop Believin'」など多くのスタンダードを残してきたアメリカン・ロックの巨人、ジャーニー JOURNEY 。
その絶頂期を支えたヒットメイカー、そして後続に多くの影響を与えた歌唱スタイルの名シンガー スティーヴ・ペリー。
現役活動中のジャーニーには現在アーネル・ピネダという実力派シンガーが務めているけれども、やはりジャーニーというとこのペリーの歌こそというのが大多数だろう。


楽曲もジャーニーと何も変わらない、あの時代の雰囲気がM1「No Erasin'」から漂ってくる。M2のミディアムナンバー「We're Still Here」でも、あの”お~ぅお~”といったペリー印の不変の歌いまわしが堪能できる。M4「No More Cryin'」なんかはジャーニーの名曲の一つ「Lights」に近いものがある。


ジャーニーの以前も以後も、波乱万丈な人生を送ってきたペリー。
(ファンなら知ってるだろうが、ジャーニー前で活動していたバンドのメンバーが亡くなったことで半ば幕引きを図りかけたところをジャーニーに見いだされた経緯がある。そして、'11より付き合い'12に乳がんでなくなってしまった恋人との経験が、今のペリーを-むろん傷つけもしたが-支えとなっていると、ライナーにて記されている)
それを踏まえればまた深く楽曲にはまり込んでいけるが、もちろんそこまで堅苦しく考えず流すだけでもよかろう。ここには、間違いなく”あのスティーヴ・ペリー”の歌声と楽曲がおさめられている。

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