ロックレビュー トゥール(‘19)

TOOL 「Fear Inoculum」

29062C38-7766-4CD7-AA70-0E396056F954.jpeg

今か今かと長く待たされ前作から13年w。
異形にして孤高のヘヴィ・ロックの巨人、TOOL がオリンピックイヤーの前にwついに新譜を発表。(もっとも海外では8月には出ていたようだが)
ヘヴィ・ロックとはいえ俺みたいなひねくれものwぐらいしか手を伸ばさんようなwダークでプログレッシブな音楽性なだけに日本での評価は相当マニアックだが、本国でのチャートではTaylor Swift なんか軽々蹴落として1位を獲得しているなど相変わらずの人気の様子。(前々作の「Lateralus」('01)でも同じように当時1位だった女性シンガーをぶち抜いたはず・・・ゴメンw誰かは忘れたけど)

はじめてヤングギター誌を購入した時に知り、特集されていたのが先述の「Lateralus」だった。(今でも覚えてるw'01年の7月号でJeff Beck 表紙でアンプ・サウンドが特集されたやつww)3大ヘヴィ・ロックバンドとしてKORN とRAGE AGAINST THE MACHINE と並び称されるといったことが書かれていたと記憶している。セールスで言えばその2バンドのほうがより売れていると思うけど、まぁTOOLはBOSTON ばりにw寡作で今作でやっとオリジナル5枚目なのだから。雑誌レビューでも「ヘヴィな音がただ聞きたいだけの奴は気軽に手を出すな。TOOLのSoundは”混沌”を具現化した音だ」といったことが書かれ、当時は中学生ぐらいだったが、いずれは挑戦しようかと心に刻んでいたw。
プログレをいろいろ聞いてきたおかげで免疫はついているww。
TOOL がほかのヘヴィ・ロック勢との違いといえば、ライブでの対バン相手。影響下にある後輩的なMESHUGGAH あたりはともかく、英国プログレッシブロックの巨匠KING CRIMSON なんか、上の2バンドなんかどう見ても絶対に音楽的に合わないwww。

長々TOOL との出会いを語ったのでww本題に

音だけでなく、装丁まですべてを作品とするバンドであり、宇宙的な絵画が載せられた分厚い本の形でお値段も4500円ほどwww。

楽曲はCDには7曲(作品としては、DL専用のナンバーも含めて計10曲)、ほとんどが1曲10分越え!
泥臭さとは違う洗練さの感じる音、しかし相当ダウナーなHeavy Sound。本の中の絵画をそのまま音に置き換えたような、単にきれいだというのとは違う何とも言えない美しさも感じる。
Adam Jones のギターはあまりド派手なプレイはないが、正確な変拍子を織り交ぜる、音の空間を重視した演奏。例えるならDavid Gilmour(PINK FLOYD)をベースにRobert Fripp(KING CRIMSON)のリズム技巧を加えたというところか。Heavy で歪んだ音だが芯の通ったギターサウンドを聞かせてくれる。そんな裏方職人のAdam と対照なのがJustin Chancellor のベースでかなりメロディの比率が高いのもこれまでのTOOL の伝統。Danny Carey のドラムが一丸となって変拍子で進行する様は、後輩のMESHUGGAHやFREAK KITCHEN(Mattias IA Eklund) ほど派手ではないが、やはり技巧派だと知らしめてくれる。多彩な歌唱をもつMaynerd James Keenan も楽曲重視、「Lateralus」の25秒ロングシャウトみたいなものはないけれど表現力で彩を加えてくれる。

令和の最後は重く終わりそうだww。


・・・いや、ヴィニー・ムーアがソロCD出すから、そちらに移って今年を終えるかもだがww

この記事へのコメント