振り返り「NANOHA Detonation」 ”託される想い”~ディアーチェ vs ユーリ

Detonation屈指の涙腺崩壊必死の展開


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マクスウェルの強襲により重傷を負った3人。比較的ダメージの少ないディアーチェにしても、ユーリとの激闘で魔力は底を尽きかけている。シュテルとレヴィが意を決して選ぶ方法は・・・。
「手(手段)はあります」というシュテルの台詞は、腕を斬りおとされ失ったことの皮肉もあるだろうが。


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G.O.Dのストーリーでもファンにはおなじみのシーンだ。
シュテルとレヴィが残された力をすべてディアーチェに託す。

ゲームと違い(一時的だが)完全に消滅するのではなく、こちらでは猫という正体があるから元の姿に戻るというのが安堵できる点だろう。

3人、もとい3匹の絆の深さが確認できる一幕。
(ウィークリームービーで詳しく語られるが、)委員会に、というよりユーリに保護される以前から共に過ごしていた3匹。エルトリアの猫はその時点でも絶滅の危機に瀕していて、ユーリも保護した3匹以外は確認できなかったとされている。親猫も行方知れず、(レヴィの言動から察するに)ディアーチェがごはん(エサ)を探すなどして他2匹の面倒を見る形で過酷な環境を生きていたとうかがえる。ユーリと出会う以前からの”王と臣下”の関係は強固なもの。滅び行く星と共に果てるだけだった生命、臣下の2匹は過酷な環境から救い出し不自由ない生活環境を与えてくれた主人とそれ以前と以後も自分たちを守ってきた王に惜しむことなく捧げることを決める。

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力の譲渡は完了し、シュテルとレヴィは猫へともどる。
大切な臣下2人から、しかと想いを受け継いだ王。腕の中で眠る臣下たちに誓いを立てる。

「必ず助け出す。・・・

ユーリとイリスを!!」



一方、混迷極まる戦いで、なのははアミティエと共に親玉の逮捕へ行動、はやては地上を侵食する兵器の一斉掃討。

そしてフェイトは、マクスウェルに操られているユーリを搖動。

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そこに2人の臣下の力を受け継いだ武装「トリニティブラッド」に身を包むディアーチェが駆けつけ、役割を引き継ぐ。

「もとよりユーリを救うことは我らの役目。助けが要るのは、ナノハたちの方であろう。

行ってやれ。」

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「ありがとう。ディアーチェ”たち”も気を付けて」

フェイトとディアーチェのこのやり取りも、出会ってわずかな時間でも共に戦う戦友としての絆が成り立っていると感じる。
この劇場版でのイケメン同士のやりとりのひとつ・・・。


vsユーリ戦は3戦目、そして完全なる決着。
ディアーチェの挿入歌「暁の祈り」がまた涙腺を緩ませる。(A'sのはやて「Snow Rain」といい、植田佳奈はこうした泣かせのバラードに向いた声をしていると改めて思う)


3人分の魔力を合わせたとはいえ、残量自体は残りわずか。しかしユーリもまた連戦で疲弊し、かつウイルスコードによる洗脳も綻びが出ているだろう。イリスはキリエにまかせ、ディアーチェが選んだのは当然ユーリを救うこと。

シュテルの爪「ブラストクロウ」にレヴィの剣「バルニフィカス」も交え、ユーリの鎧装を削り取っていく。
大半の鎧が破壊され、本体であるユーリがむき出しとなる。もはや洗脳自体は弱まってほとんど自我を奪うことはなくなっているが肉体自体はいまだマクスウェルの支配下。

ユーリをバインド(捕縛魔法)で固定し、ディアーチェは残るすべての魔力を砲撃に使い洗脳を完全に焼切る手に出る。
もちろん、そうなれば臣下たちと同じく仮初の姿を保つことはできなくなるが、ディアーチェはもはや惜しむこともない。

ただ星の病と共に果てるのを待つだけだった猫たちにとっては、何不自由ないあたたかい生活を与えられたこと以上の幸福などない。

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・・・実際に猫を飼っていた自分にとってもなおさら、ディアーチェのその言葉はとても涙を誘ってくれる。・・・同じようにウチの猫もそう思って旅立ってくれたのだろうかと自分のことのように置き換えてしまう・・・


命の恩人であるユーリの涙を止めるため、ディアーチェたちの精一杯の恩返し

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あたりを木端微塵の廃墟にしつつも(結界内だから被害は皆無)、ユーリは完全に解放。

全ての力を喪ったディアーチェは、辛くも一命は取り留める。


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恩返しを受けたユーリにしても、3匹は自分にとっても大切な存在。惑星再生の活動で救うことができた生命。「闇の書」と呼ばれ不幸を呼んでしまう魔導書の一部である自分にも何か・誰かの助けになることができる、イリスというかけがえない友達とともに教えてくれた。
互いが互いを思いあう、強い絆がここにはある。

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ディアーチェたちは、ユーリを救い出すという目的を果たした。
しかし、事件はまだ終わっていない。イリスはキリエが引きつけているとはいえ、黒幕の所長を捕まえない限り解決しない。

ディアーチェが見つめる先では、なのは達が今も戦っている。後は任せたと言うように、その思いはなのは達へ。

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