メタルレビュー ソイルワーク('19)

'19最初に取り上げるメタルCDは


SOILWORK

「VERKLIGHETEN」

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邦題通り「現実」を意味するスウェーデン語をタイトルに掲げた待望の新作。

しかし、ドイツ語にも近い響きの言葉って日本人好きだよなwww。


知られている通りグッド・ニュースとバッド・ニュースにはバンドもファンも振り回されることに。

GOOD:
ドラマーのダーク・ヴェルビューレン Dirk Verbeuren、MEGADETHに加入!

BAD:
・・・そのままSOILWORK脱退。


まぁ仕方ないことだろう。メガデスみたいなビッグネームの誘いなんか余程のやつでもない限り(例えばセカンドギタリストとして誘われるANNIHILATORのジェフ・ウォーターズとか)断るなんて無理だろう。ダークぐらいのドラムテクニックならばメガデスでも十分通用するし、故ニック・メンザをはじめ歴代のドラマーに勝るとも劣らないので、そこについて心配はない。一方のソイルワーク、やはり心境は複雑この上ないものだったよう。ソイルワークもメンバーチェンジが激しく、ダークもまたバンドにとって3,4人目のドラマーにすぎなかったが、SCARVE時代から定評のフットワークの軽やかさはソイルワークにもピッタリはまっていた。そんな逸材でウマのあうファミリーが引き抜かれるのは、その旅立ちを温かく見送りたい気持ちもその腕を手放したくない気持ちもあって当然。そんな心境で送り出したビヨーンをはじめソイルワーク一同、そして新天地でその爆裂ドラムを聞かせてくれるだろうダークの活躍に期待したい。

さて、ダークが参加するメガデスの新作も期待しつつ、まずはソイルワークということで話を戻す。


ダークの後釜となるドラマーが他でもないダークの教え子ということで、もちろん師匠のそれと違うけども十分な腕前がある。(歴代ドラマーと比べても、ダークの次、No.2ぐらいと思う、いやマジで)
近年のソイルワークはよりデス・メタルのテイストも強めてきた感が強い(ビヨーンとデイヴィッド・アンダーソン/G の別動隊であるナイト・フライト・オーケストラがどちらかといえばソフトなアリーナ・ロックだから余計に感じる)が、今作もそれが顕著、過去作と比較すると3rd「PREDETOR'S PORTLAIT」あたりを匂わせてくれる。
M4「Full Moon Shoals」の、ミドルテンポがメインでありながら中盤でスピードアップしたデスラッシュへの変貌も見事w(リフの刻みもむちゃ速い)。
バンドの顔たるビヨーン・"スピード"・ストリッド の咆哮なんかはさらに遡って「STEELBATH SUICIDE」あたりのほんとデス・メタル然としたシャウト(もちろん今の方がずっとパワフルだが)が目立ち、それがクリーン歌唱やメロディック・シャウトとの対比がこれまでに増してバランスがとれている。後輩のメタルコア連中との差を見せつける王者としての威厳というやつか。まだまだその頂を明け渡すことはなさそうだ、こちらも心配は必要なさそうだな。

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