振り返り 「NANOHA Reflection」 キリエとイリス -悲しい物語

「魔法少女リリカルなのはReflection」

騒動の中心に立つ2人、イリスとキリエについての考察

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キーワードとして、イリスの言葉を引用し

「悲しいお話は、悲しいまま終わる」

これを軸に2人を見返す。


・ キリエ・フローリアンの”悲しい物語”

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最終的な印象は

運命に抗う物語の主人公を気取る、
現実を知らず物語の中で生きるお嬢様

といえるだろう。


全てを救うために他の世界の他人に迷惑をかけても仕方ない、出来る限りしないようにする、全てが終われば責めは負う、
そんな甘い考えで動いた結果が、自分の故郷や家族を救うどころか、無関係な世界・惑星一つ破壊してしまいかねない自体を引き起こす結果に。

物語の”泣いている女の子を助ける正義の魔法使い”がいないから自分が動き、永遠結晶を”何でも願いをかなえる魔法の指輪”と見立てる、というように
行動を思い返せば極端に現実を見ないようにしてきたと感じる。


残酷な現実を目の当たりにし、裏切ったイリスに銃を向けたところで、もはや何の解決にもならないことも分かり、ただ泣くことしかできない。

「現実は物語とは違う。そんな奇跡なんてない。」

イリスの冷徹なその言葉が的確に心をえぐる。


自業自得の救えないヒロイン、
ここでのキリエはその姿で終える。


・ イリスの”悲しい物語”


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対して、そんな言葉を告げるイリスはどうかというと

キリエと正反対に

残酷な現実を全て受け入れた末に、全てを諦めた成れの果て


といえるかもしれない。


自身の嘘をキリエに打ち明けたとき(ユーリの封印解除の場面)、
「あなたと過ごした全て、全部が嘘」と告げたときからも
自ら持っていた”希望”らしきものを諦めて捨て去るというようにもわずかながら感じ取れる。


事件解決と妹を助ける為に駆けつけたアミティエも、その言葉に対し

「そうやってあなたは諦めた、かわいそうな人」

と哀れみ、それにイリスも激高することから核心をついているもよう。


Vivid Strike!でもリンネが似たような堕ち方をしていたが、
当然イリスのほうが文字通り次元が異なるし、抱えている憎しみはかなり深いもの。

イリスというキャラクターを見て、個人的には
「ぼくの地球を守って」の紫苑=小林輪あたりからインスパイアされていると感じている。

仲間の策略により自分ひとりだけ生かされ、伝染病で亡くなった周りの仲間の遺体と9年も過ごした生き地獄、転生後も憎しみを抱え続け復讐とともに地球をもコントロールしようとしていた輪と、
石版の人工知能として意識だけで長い年月をユーリへの憎しみを糧に過ごしたイリスというように方向としては参考にしているだろうと思っている。そう考えるとまだまだ考察できそうだけど、グダグダになる前にしめておく。


(思い出しついでの余談だが、クロノ役の高橋美佳子がぱよぱよラジオのコーナーでコバヤシというキャラクターを生み出しておりw、ぼくたまのファンというところがうかがえた。あくまでリンじゃないよとのたまっていたけどww)


キリエが現実と向き合いどう動くか、そしてイリスが諦めた現実からどう救われるのか、
袂を分かつ2人の決着と共にDetonationではどう落ち着くか期待する。

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