CDレビュー  ノクターナル・ライツ 「フェニックス」

前作「第八の罪 The 8th Sin」で'07、もはや10年も音沙汰が聞かなかったが(現サバトンのクリス・ローランドがギタリストとして加入してツアーしたぐらいしか情報が・・・)、遂に遂に新作が放たれたw。


「PHOENIX」

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不死鳥(フェニックス)がごとく蘇るというだけでなく、スペルの最後が「IX」すなわち”9”枚目の作品という意味も併せ持つという、シンプルなのになんとも凝ったタイトルw。

早速7弦ギターによるヘヴィなリフのミドルテンポナンバーから。バンドの顔たるジョニー・リンドクヴィスト Jonny Lindkvist による熱唱が入れば、あのノクターナル・ライツだと安心するw。荒々しくパワフルなその声(時より歌い回しがジプシー・キングスっぽいと感じたりもwww)は、ヨルン・ランデやニルス・パトリック・ヨハンソンらにも負けてはいない。
そしてリードギターには、スカー・シンメトリーでも活躍する多弦ギターの名手ペル・ニルソン Per Nilsson が迎えられている。メロディアスでテクニカルなシュレッドプレイは、スカー~でのそれにも劣らず名演。
M3「THE POISONOUS SEED」の始まりのリフ刻みが、今無きwwネヴァーモアを彷彿させてくれる。


NOCTURNAL RITES。
ハンマーフォールとのダブルヘッドライナーでの来日で存在を知り、まずは当時のギタリスト、ニルス・ノーベリ Nils Norberg のトリッキーなギターサウンド・プレイに注目して、過去の作品はジョニーが加入する前のメロディック・メタルの名作3rd 「セイクリッド・タリスマン The Sacred Talisman」まで遡って集めもしたww。3rdまでのシンガー、アンダース・ザックリソンにしてもジョニーと違うスタイルの、ちょっとざらつきがあるドン・ドッケンといった感じのクリアなヴォーカルも素晴らしかったけどね。熱唱スタイルのジョニーが加入してから、いわゆるメロスピからは脱して正統派メタルへと接近していき、今作もまたそのスタイルを継承している。
惜しむらくは、ペルのリードギターには、ニルス・ノーベリのトリッキーさを求められないというところであろうかww。テクニックに関しては劣るところなど無いけれども、電気工学にも精通していたノーベリは自作のエフェクターで個性的な音を発信していた(電気信号をぶつ切りしてレーザービームのような音を出していた)が、ペルはそういうエフェクト的な飛び道具はないだろう。
ともあれ、ノクターナル・ライツの新作は素晴らしい。

あとは、新世代ギター・ヒーローの最右翼とまで言われたwニルス・ノーベリがなんらかの形で活動してくれれば完璧だがww。

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