メタルCDレビュー ファイアーウィンド 「不滅神話 イモータルズ」

ギターヒーロー、ガスG.!会心の一撃だ!!


FIREWIND 「I M M O R T A L S」

画像



日本ではアレキシ・ライホ(チルドレン・オヴ・ボドム)と並び新世代ギターヒーローとして歌われているが、ザック・ワイルドの後釜としてオジー・オズボーン・バンドに抜擢され、世界からも一躍評価されることとなったギリシャ最強のギタリスト、GUS G.
たとえ帝王オジーのバンドに入ろうと、「これが俺のメインバンド」と位置づけているファイアーウィンド。デビュー時はドリーム・イーヴル、ミスティック・プロフェシー、ナイトレイジと4バンド掛け持ちしていたが、それら全て退いて専念してきた。
しかし、やはりオジーとの活動は、決して悪いわけではないが、ファイアーウィンドの活躍を滞らせることになり、残念なことにシンガー、アポロ・パパサナシオ脱退という事態を引き起こしてしまった。アポロ初参戦の4th「ALLEGIANCE」がとても素晴らしかっただけに、あの熱唱シンガーの脱退は少なからずショックだ。

ニューシンガーにヘニング・バッセ Henning Basse (元METALIUM)を迎えた最新作。
古代ギリシャの戦いの歴史をテーマとしたコンセプト作だが、だからといってなんら小難しいことは何もない。
むしろ、ストレートなメロディック・パワー・メタル作品となっている。近年のヘヴィ重視でメロディがつまらなく感じたものより、ドリーム・イーブル時代(「DRAGON SLAYER」あたり)や先述の「ALLEGIANCE」に通じる。
ヘニングの、ロブ・ロック風のシャウトがピッタリだ。
そしてガスG.のギタープレイも久々だが絶好調。正確な速弾き技巧はもちろん、それでも楽曲を壊さないリードプレイとなっている。ミュートしたヘヴィなギターリフがザック・ワイルドのにおいも感じたり、「Bark At The Moon」風のリフを持っている曲があるなど、オジーの影響も程よく感じられる。

デビュー当時の”竜撃ギタリスト”の謳い文句で登場したときのガスG.が好きならば、必ず気に入るだろう。

この記事へのコメント